落雷による家電の故障で火災保険を使う


こんにちは! 損保系ファイナンシャルプランナーの じゃみきち です。


まだまだ台風シーズンで、強風や大雨、洪水などの自然災害には注意が必要な季節ですが、今回は大雨に伴う「落雷」と火災保険について見ていきましょう。

じゃみきち

最近では落雷による火災保険の事故受付も増えて来たよね!



先日実際にあった落雷の事故受付は、停電によるご自宅の冷蔵庫の破損でした。


ブレーカーが落ちたことによって、冷蔵庫の基板に破損が生じて故障修理が必要となったケースです。

落雷で保険金を請求する際の注意点


落雷で火災保険を請求する際には、いくつかの注意点があります。


保険金請求手続きに必要な書類は、主に以下の4点です。


① 保険金請求書への記入・捺印

② 損害物や損害箇所の写真

③ 補修や購入にかかる見積書

④ 修理業者様の破損証明書(※破損の原因について③への補記でも可能)


①は特段難しい点はありませんが、②の写真については損害物を遠目から取った写真に加えて、家電であればメーカーや品番、製造年月等が分かる写真を用意しておくことをおすすめします。


③については、注意が必要です。破損証明は、故障や買い換えが必要となった原因が、“落雷による基板等の破損である”といった様に、修理業者等の書き手側が落雷によるものであることを「証明する」ことが必要です。


近年では家電量販店で家電を購入される方が増えていると思いますが、大手の会社のほとんどで、保険会社に提出する書類に原因を明確に示すことを避ける店が多いです。大手ゆえの責任の重さに加えて、現物を見てもいないうちには書けないというのも無理はありません。


購入当時の領収書や保証書があれば、それらを持参し購入した店舗で修理を依頼する形であれば書いてくれるケースもあるかもしれませんが、家電量販店側も慎重姿勢を示す場合があるので保険加入者様はすこし煩わしさを感じられるかも知れませんね。

じゃみきち

オイラも、こっちが悪くないのに契約者様側が面倒くさくなって、不満の矛先がこちらに回ることがあって苦労するぜ!



家電量販店側が「落雷による破損証明」の発行を断った場合は、購入メーカーに相談し、保険金の請求上、書いてもらえるかを確認した上で修理を依頼しましょう。

街の電気屋さんに相談する選択肢



購入した家電量販店でもメーカーでも破損証明を書いてくれない・・・。何件か量販店を回ってやっと書いてもらったという方もいらっしゃますので、その時にはこうアドバイスする場合があります。


それは、「街の電気屋さん」に依頼することです。


街の電気屋さんなら、比較的フットワークも軽く、傷んでいる箇所を早期に発見してくれますし、親切に対応してくれる店も多いと思います。


また、破損証明についても故障箇所を調べた結果、原因が明確になれば大手量販店に比べて比較的心やすく書くことを引き受けてくれるでしょう。


ただし、見積書の取得だけで、修理や購入するのは家電量販店で、といったセコい考えは止めて下さいね。日頃の信頼とお付き合いを大事にされる街の電気屋さんを、こちらの都合の良いように利用するのはこちらの信頼を損ねますのでおすすめしません。見積書や破損証明を書いてもらい、保険金を受け取ったならそのお店で修理や購入を依頼しましょう。


余談ですが、これだけ家電量販店が地方にまで進出していても、昔ながらの街の電気屋さんが存在するのはなぜでしょう?答えは簡単です、シンプルにその地域のお客様に必要とされているからです。


特に高齢化が進む現在の日本では、街の電気屋さんは普段から顔の見える関係でお客様からの信頼度が高く、気軽に相談できて便利屋さん的な立ち位置で今でも多くのお客様に親しまれ、必要とされています。


私も事務所で大きな家電を購入する際は、街の電気屋さんに依頼することが多いです。

補償対象が建物か家財かに注意しましょう


落雷損害は様々な身の回りの家電も保険金請求の対象になります。特に良く受け付けるのは、テレビ、パソコン、エアコンです。


これらが落雷で破損した際には「あ、保険が使えるかも?」と思い出してみて下さい。落雷損害は火災保険の基本補償に含まれていることがほとんどですので、加入している火災保険や共済に問い合せるとともに事故受付をしてください。


あと、補償の対象が建物か家財かには注意しましょう。


先ほどのテレビ、パソコン、エアコンは家財に対する火災保険に加入していないと補償されません。その他、例えば以前に停電後に「給湯器のリモコンでエラー表示が出る」といった症状をお聞きしたことがありますが、給湯器は建物購入時に標準で装備されていることが多いので家財ではなく、建物の火災保険の対象となります。


その点では、エアコンも注意が必要ですね。家財なのか建物なのか、保険会社によっては確認される場合がゼロではないので、補償したい保険の対象物がどちらなのか、またどちらの火災保険に加入しているのかなど、日頃から確認しておいて下さいね。


今年の夏は特に暑いですし、ゲリラ豪雨にも注意が必要です。この記事が一人でも多くの保険加入者様のお役に立てれば幸いです。

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